色々と

学術に関する事を記したり記さなかったり

鳥類の小話

鳥類の小話「そろそろなにかしなければなあ」と思ったら前回の記事から78日も経ってしまった。2週間に1回は更新できるよう心がけたい。

 

この記事については私が過去に恩師から聞いた話についての考察したものを記述した小話程度のものである。

 

 私が高校時代に鷺類の生態や、水生昆虫、植物の分布などについて活動をしていた恩師と話した内容で、ある日「鳥類というのはスゴくてね、万が一哺乳類が絶滅した場合、次に文明を築く種は鳥類と思えるほどなんだ。」という話を恩師がした。
 その根拠として鳥には、両生類や魚類などの他の種と違い、様々な有利な点があるからと話した。ただ、残念ながら恩師の話は時間の都合上ここで途切れてしまい、ここから先は個人的な考察などになる。

 

 まず、社会的であるということだ。無論、鳥類全てではない。しかし、鷺のように様々な種が集団で巣を作り(これを「コロニー」という)生活をしている。
 しかし、これはハチやありなどの昆虫にも見られるが、これらは個々としての集まりではなく、姫ありきの集まりであるので、社会的といえども命令あってこその集団であるため、鳥類の話とはズレてしまうと考える。
 例えるならば、鳥類は「自分が生きる上で利害関係の集団」であるとするならば、昆虫は「種を生かすための集団」であると考える。

 次に、知能である。鳥類にも差はあり諸説あるが「カラスは人間で言う7歳並の知能がある」と言われるほどである。
 無論、知能があると言われる生物にタコなどがいるが、これらは比較的活動範囲が狭く、共食いなどを頻繁に起こす。これらはストレスが要因だったりするが、そういう点は社会性が低いと考える。(タコのコロニーなどの話を小耳に挟んだりするが、専門ではないので調べる時間をください…)

 最後に渡り鳥などを見て長距離移動できるという点である。これは自身にあった環境を探し求める事ができるのである。そこに適した進化を行う種もいるが、その地に適した進化ではなく、自身が移動するという進化を遂げることにより自由度が上がるのである。
 特に注目したいのは移動経路は「空」という点である。陸路や水路とは比べ、空路は障害物が少ないのだ。無論、気流や気候は存在するが、海流や山などの物理的なものに比べれば些細なものだと考える。空を飛んで移動する他の種もいるが、飛距離は鳥類(渡り鳥)のほうが遥かに上である。

 他にも鳴き声などの長所があり、解説すると文字数が限りなく増えてしまうが、これだけ列挙すれば「哺乳類が絶滅したあとに文明を作るのは鳥類である可能性が高い。」という理由を理解していただけると思う。
 もちろん、これを説として推すには種が分散しすぎて、総合的に評価し過ぎだとも思う。しかし、この説が真と証明するには我々人間や猿などの哺乳類が絶滅してからでないとわからない。なので小話程度に受け取って欲しい。

 

 次回からもこんな感じで小話程度の記事が書けたらな。と思う。